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治療抵抗性高血圧の定義統一した腎デナ試験

3剤配合降圧薬下でシャム対照・RADIANCE-HTN TRIO試験

 2021年07月19日 05:05
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研究の背景:RDNの有効性は2009年ごろから報告

 最善と考えられる治療を施行してもなお十分に降圧できない高血圧は、"治療抵抗性高血圧"あるいは"難治性高血圧"と呼ばれている。サイアザイド系利尿薬が登場するまでは、交感神経節遮断手術など現在では考えられないさまざまな治療法が試みられた時代もあったが、高血圧治療薬の進歩とともにその概念は変化している。

 Ca拮抗薬やACE阻害薬、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)などが登場すると降圧薬治療法は容易になった。しかし、これらの高血圧治療薬を組み合わせてもなお十分な降圧が得られない症例がいまだに存在する。

 このような治療抵抗性高血圧に対して、2009年ごろからドイツ、オーストラリアで腎デナベーション(腎神経焼灼術:RDN)の有効性が発表され始めた。RDNは、大腿動脈から腎動脈に挿入したカテーテルを用いて血管内膜側から高周波を発生させ、外膜側の腎神経をラジオ波または超音波で焼灼することで中枢への交感回路を抑制して末梢血管を拡張させて血圧を下げる手技である。

 RDNの有用性を検証する臨床研究としてSymplicity HTNシリーズの結果が発表されている。シャム群を対照に行われたHTN-3(N Engl J Med 2014; 370: 1393-1401)では診察室血圧、24時間血圧ともRDN群において有意な降圧は認められず、期待は大きく後退した。 ただし、治療抵抗性の定義の曖昧さや、服薬コンプライアンスの問題によってRDNの有効性に一貫性が見られなかったこともあり、これらの問題点をクリアした臨床試験の結果が待たれていた。

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