山田悟Dr's Eyeが見た糖尿病10年史

ベスト10記事はこれだ

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はじめに:大きな転換の時代、治療シーンが様変わり

 私がMedical TribuneのDoctor's Eyeを担当して最初に取り上げた研究がONTARGET(N Engl J Med 2008; 358:1547-1559ONTARGET;糖尿病医から見た史上最大規模のARB試験」)であり、2008年4月のことであった。それから10年が経過し、これまでに月2件ずつ、およそ240件の論文を紹介してきた。

 この10年は(おそらく多くの領域にとってそうであろうが)糖尿病学の大きな転換の時代であり、インクレチン関連薬やSGLT2阻害薬の登場により治療シーンが大きく様変わりしたと思う。そこで、私なりに印象に残る10本の論文と記事(Doctor's Eye)を食事、運動、薬物療法、新規技術の順で取り上げながら、関連する論文と記事も織り交ぜ、この10年を振り返りたい。そして、歴史学者が後ろ向きの預言者といわれるように、歴史を振り返ることで見えてくる、これからの展望についても言及してみたい。

編集部注:文末に、2008年4月~18年3月に掲載した山田悟氏の全Doctor's Eyeを一覧表示しています

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