COVID-19時代のコロナウイルス神経疾患

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研究の背景:COVID-19に合併するコロナウイルスによる神経疾患をレビュー

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の病態が少しずつ解明され、また徐々にではあるが治療法も開発されつつあり、重症例を救命できるようになってきている。COVID-19患者が脳卒中を含む神経疾患を合併すると後遺症が問題になるので、早期発見・早期治療で可能な限り後遺症の軽減を図る必要がある。今回はCOVID-19に合併する神経疾患について、コロナウイルス(CoV)の神経学的症状・病因のレビューと脳梗塞の病態生理を分かりやすい図で示した2件の論文から考えてみたい(JAMA Neurol 2020年5月29日オンライン版Stroke 2020; 51: e124-e127)。

橋本 洋一郎(はしもと よういちろう)

熊本市民病院神経内科。1981年鹿児島大学医学部卒・熊本大学第一内科入局、1984年国立循環器病センター、1987年熊大第一内科、1993年熊本市民病院神経内科。専門は脳梗塞、頭痛、禁煙支援、リハビリテーション、医療連携。急性期病院の医師として脳卒中診療ネットワーク構築の中でいろいろな活動を行っている。日本脳卒中学会・日本頭痛学会・日本禁煙学会の理事。

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