「新型コロナ騒動」が問う日本人の死生観

緩和ケア 萬田診療所院長 萬田緑平

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 私は在宅緩和ケア医。外科医を辞めて12年間、がん患者専門の外来緩和ケアおよび訪問診療を行ってきた。午前2〜3人の外来診療と午後2〜3人の訪問診療を1人でこなす。在宅の患者にこだわっている。自称「日本一患者数の少ない診療所」だ。賃貸の診療所で、看護師はいない。医療機器は看護師用のエコーのみ。妻と2人で小さくやっていれば、食えるくらいは稼げる。年間の患者数は百数十人。看取りは年間100人程度。「看取り屋」ではなく、最後まで目いっぱい生き抜く手伝いをする「生き抜き屋」だ。

萬田 緑平(まんだ りょくへい)

緩和ケア 萬田診療所院長。

1964年生まれ。1991年、群馬大学医学部卒業。1992年4月〜2008年3月、同大学第一外科所属(県内外の病院での外科勤務含む)。2008年4月〜17年3月、緩和ケア診療所・いっぽ(群馬県高崎市)勤務。在宅緩和ケア医として、約1,400人の看取りに関わる。2017年4月、がん患者専門の緩和ケア 萬田診療所(群馬県前橋市)を開設、院長を務める。メディアプラットフォーム「note」にてブログを執筆中。

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