コロナワクチン接種後に発生する血栓症
ワクチン起因性免疫性血栓性血小板減少症(VITT)を提唱
研究の背景:自然に発症するHITのワクチン関連変異体
全世界で新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対するワクチン接種が進む中、副反応としてアナフィラキシーショックだけでなく、血小板減少を伴う血栓症が問題となっている。アストラゼネカのChAdOx1 nCov-19ワクチン接種後に、血栓症(脳静脈血栓症や内臓静脈血栓症が中心)と血小板減少症を来すワクチン起因性免疫性血栓性血小板減少症 (vaccine-induced immune thrombotic thrombocytopenia :VITT)に関する2件の報告(ドイツとノルウェー)がN Engl J Med(2021年4月9日オンライン版、2021年4月9日オンライン版)に掲載されたので紹介する。
VITTはヘパリン起因性血小板減少症(heparin-induced thrombocytopenia:HIT)と病態が類似し、自然に発症するHITのワクチン関連変異体と位置付けているようである。これまでvaccine-induced prothrombotic immune thrombocytopenia(VIPIT、Hämostaseologie 2021年4月1日オンライン版)、so-called spontaneous HIT、 vaccine-related thrombosis、 autoimmune thrombotic thrombocytopathy associated with COVID-19 vaccinationなど多くの名称が混在していたが、今回の2報ともVITTと記載しており、VIPITからVITTに統一しようという呼びかけもあり、今後もこの病名が使われると思われる。
全文を読むにはログインが必要です
ログインして全文を読む
無料でいますぐ
会員登録を行う
- ご利用無料、14.5万人の医師が利用
- 医学・医療の最新ニュースを毎日お届け
- ギフト券に交換可能なポイントプログラム
- 独自の特集・連載、学会レポートなど充実のコンテンツ
\ 60秒でかんたん登録 /
会員登録
.jpg)









