世界初、腹部大動脈瘤+バイパス術の舞台裏

〔寄稿〕初執刀医が見た冠動脈手術の黎明(中編)

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 "会場は一瞬シーンと静まり、手術が成功し社会復帰したと述べたところ会場は拍手で満ちた。司会者が「まるでBiopsyを見ているような手術」と驚嘆。世界で初めての同時手術の成功例であった。"(本文より)。1970年2月18日、1人の日本人外科医が世界外科学史に名を刻む事績を成し遂げた。日本初の冠動脈バイパス術(CABG)。世界でもまだ稀有であったその術式に臨んだ日本大学元総長、名誉教授の瀬在幸安氏の目に冠動脈手術の黎明はどのように映ったのか。同氏自らの筆で振り返る。中編では、日本初となるCABG手術を完遂した後の周囲の反響、世界初となる腹部大動脈瘤+バイパス術の同時手術に挑んだ当時の状況などを振り返る。(関連記事「日本初の冠動脈バイパス術はこうして成った」、「未来へ広がる冠動脈外科手術の裾野」)

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