「骨粗鬆症リエゾンサービス」の独善 医療者の志だけに依存する医療には限界 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする 研究の背景:日本骨粗鬆症学会が12年前に立ち上げたプロジェクト 生ハムとメロンをつなげることに抵抗がある。これは私の生ハムメロンに対する嗜好によるものである。「リエゾン」という「つなぎ、連携」を意味するフランス語にも抵抗がある。これは私の生来の協調性の欠如によるものである。 協調性の欠如が災いしてか、私は今まで日本骨粗鬆症学会において、評議員として幾つかの問題点を提起してきたが、スルーされてきた。ロモソズマブ(商品名イベニティ)の心血管系有害事象を警告する学会声明を出すべきと主張したがかなわず、この時は米国骨代謝学会(ASBMR)と薬害オンブズパースン会議が警告を出してくれた(関連記事「日本の悲劇を世界に広げない!」)。今回のテーマについても問題提起はしているが、微妙ですねー。 骨粗鬆症リエゾンサービス(Osteoporosis Liaison Service;OLS)は、2007年に英国で始まって欧米に広がった骨折リエゾンサービス(Fracture Liaison Service;FLS)にならって、2011年に日本骨粗鬆症学会が立ち上げた独自のプロジェクトである。 多職種間や施設間の連携により、骨粗鬆症患者に対する治療の開始や継続を促進する取り組みで、全国の医療機関や地域に広がりつつある。私の周りにも、OLSのチームリーダーとして活躍している先生が複数いる。彼らの医療者としての高邁な志には、ただただ頭が下がる。 この先生方の献身的な活動を12年間にわたって学会はどのように支援してきたのか。今回紹介する論文は、同学会理事の鈴木敦詞氏によるOLSの総説である(Endocr J 2023年4月4日オンライン版)。 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×