視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)は、急速に症状が進行し、1回の発作でも失明や運動障害に至るケースがあることから、発症早期の治療開始が重要となる。しかし、初発患者は多様な症状から眼科、整形外科、脳外科など非専門領域の診療科を受診する割合が多く、診断に時間を要するケースは少なくない。そこで東北医科薬科大学脳神経内科学教授の中島一郎氏に、NMOSDの特徴および治療法、初発早期に専門医につなげるポイントを聞いた。