反ワクチン「思想」はなぜ生まれるのか

【緊急寄稿】東京慈恵会医科大学教授 越智小枝

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 さまざまな形で世界を分断した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックという社会現象。その中で、ワクチンへの賛否は最も世論を分断した話題の1つだろう。ワクチンに反対する一部の集団に対し、「反ワク」という呼称がよく聞かれるようになったのもこのころだ。

越智 小枝(おち さえ)

東京慈恵会医科大学臨床検査医学講座教授

1999年東京医科歯科大学卒業。研修医を経て東京医科歯科大学膠原病・リウマチ内科に入局。2011年、英・インペリアルカレッジ・ロンドン公衆衛生大学院に入学直前に東日本大震災を経験したことから、2013年に福島県相馬市に移住。臨床医として勤務しつつ住民とのリスクコミュニケーションに携わる。その後2019年より東京慈恵会医科大学臨床検査医学講座に異動した後、COVID-19パンデミックが起こり、主に検査の解釈や健康リスクについての発信を行ってきた。2022年より現職。

越智 小枝
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