コロナ禍以降、日本でも働き方の多様化が進み、労働者の健康状態が仕事の生産性に及ぼす影響が注目されている。中でも、健康問題を抱えながら働くことで生産性が低下するプレゼンティーイズムは、欠勤よりも経済的影響が大きいと報告されおり、社会的な課題になっている。昭和医科大学衛生学公衆衛生学講座准教授の吉本隆彦氏らは、日本人労働者1万例を対象にアンケートを実施し、プレゼンティーイズムにつながる健康問題および生産性損失について検討。結果をJ Occup Environ Med(2025; 67: e227-e232)に報告した。(関連記事「働く世代の健康管理、取り残さないために」)