スギやヒノキの花粉飛散量は、野外調査で確認できる花芽の着生状況(写真1、2)や飛散前年の気象条件から予測される。今年(2020年)11月27日、長年花粉研究に携わっている元東邦大学薬学部教授・佐橋紀男氏の野外調査に同行取材した。調査地である千葉県富里市周辺では来年、過去10年平均並みか少し下回る花粉飛散が見込まれる。(関連記事「野外調査-冷夏と台風が雄花の成育阻む」)