(編集部から)美容医療に関する健康被害やトラブルの増加に伴い、消費生活センターなどへの相談件数は大幅に増加している。仕上がりの不満や合併症に関するクレームが目立つという。また、初期研修を終えてそのまま美容外科に進む「直美(ちょくび)」を選ぶ医師が増加するなど、昨今、美容医療をめぐる話題は事欠かない。このような現状を憂慮する自治医科大学附属さいたま医療センター産婦人科教授/メディカルコンサルH&B代表の今野良氏に、メディカルコンサル設立の経緯を含め、3回にわたり寄稿してもらった。