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第58回日本呼吸器学会レポート

第58回日本呼吸器学会(2018年4月27日〜29日/大阪国際会議場・リーガロイヤルホテル大阪)のレポートをご覧いただけます

免疫CP阻害薬の副作用対策で診療連携を推進

  近年、多くの診療科で使用されるようになった免疫チェックポイント阻害薬(Immune Checkpoint Inhibitor;ICI)には、従来のがん治療薬とは異なる副作用があり、致死的な状況に陥るリスクもある。九州大学呼吸器内科学分野教授の中西洋一氏は、同大学病院で組織したICI適正使用委員会(以下、委員会)の活動内容を第58回日本呼吸器学会(4月27~29日)で説明した。活動を通じて...続きを読む

鉄欠乏下のたばこ曝露で気腫性病変が増悪

鉄欠乏下のたばこ曝露で気腫性病変が増悪

 慢性閉塞性肺疾患(COPD)は喫煙感受性の高い喫煙者で発症リスクが高いことが知られているため、同疾患の予防、治療には喫煙感受性に着目したアプローチが有効となりうる。山形大学内科学第一講座の佐藤建人氏は、マウスやヒトの細胞を用いて、鉄代謝と喫煙感受性の関連性を検討したところ、鉄欠乏状態におけるたばこ曝露が気腫性病変を増悪させることが...続きを読む

COPD治療は気流閉塞進行前が効果的

COPD治療は気流閉塞進行前が効果的

 気管支拡張薬により慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の症状や予後は改善するようになったが、同疾患は気流閉塞が軽度だと症状が出にくく、診断や治療に至らないケースも多い。山形大学内科学第一講座の佐藤建人氏は、健康診断を受診した一般住民を対象に、喫煙歴の有無および気流閉塞の重症度別に...続きを読む

震災後住環境がダニアレルギー性喘息に関与

 東日本大震災から7年が経過したが、被災者には現在でもその影響によるさまざまな健康リスクが及んでいる。平塚市民病院(神奈川県)アレルギー内科部長の釣木澤尚実氏は、宮城県石巻市の仮設住宅に居住歴がある15歳以上の住民を対象に、喘息の有病率やアレルゲン感作の状況を経年的に調査、分析。震災後の住環境の変化によってダニアレルゲンに対する抗体陽性率が上昇...続きを読む

肥満者の体重増加が肺機能低下に大きく影響

肥満者の体重増加が肺機能低下に大きく影響

 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者における肺機能低下因子としては喫煙が挙げられるが、それ以外の因子はあまり知られていない。そこで、東海大学呼吸器内科学の竹内友恵氏は、COPDはメタボリックシンドロームとの合併が多く、合併が予後不良因子となる報告(Am J Respir Crit Care Med 2009; 179: 509-516)があることなどを踏まえ、同大学病院で健康診断を受診した中高...続きを読む

OSASの呼吸抵抗、覚醒中も一定の体位で増大

 信州大学内科学第一教室の町田良亮氏らは、強制オシレーション法(FOT)を用いて閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)患者の覚醒中の呼吸抵抗を体位別に検討。起きているときでも、体位を変えることでOSASの重症度に応じた呼吸抵抗の増大が生じる可能性があることを見いだし、第58回日本呼吸器学会(4月27〜29日)で検討結果の概要...続きを読む

OSA患者での内臓脂肪面積測定の意義とは?

OSA患者での内臓脂肪面積測定の意義とは?

 閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)患者はそうでない人に比べ、内臓脂肪量が多いことが報告されている。重症OSAと内臓脂肪量増加はいずれも心血管疾患発症と関連するため、OSA患者で内臓脂肪型肥満を評価することは重要と考えられる。京都大学大学院呼吸器内科学の南卓馬氏らは、ポリソムノグラフィ(PSG)を施行...続きを読む

喘息とCOPDの合併病態ACOの診療指針示す

喘息とCOPDの合併病態ACOの診療指針示す

 日本呼吸器学会は、喘息と慢性閉塞性肺疾患(COPD)の合併した病態に対する初めての診療指針となる、『喘息とCOPDのオーバーラップ(ACO)診断と治療の手引き2018』(以下、手引き)を昨年(2017年)末刊行した。その作成委員で横浜市立大学呼吸器病学主任教授の金子猛氏は、手引きの特色や有用性について第58回同学会(4月27~29日)で論述した...続きを読む

術前診断は肺がんの再発リスクとなるか?

術前診断は肺がんの再発リスクとなるか?

 治療成績を向上させるために行う術前診断が、かえって患者の予後を悪化させる可能性が示唆されている。国立病院機構姫路医療センター呼吸器内科の水守康之氏らは、気管支鏡検査や経皮的穿刺による術前診断とⅠA期非小細胞肺がんの再発リスクの関連を検討。その結果を第58回日本呼吸器学会(4月27〜29日)で発表した...続きを読む

COPDガイドライン最新版では診断基準を充実

COPDガイドライン最新版では診断基準を充実

 今年(2018年)4月、約5年ぶりに改訂された「COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン2018(第5版)」(新GL)について、責任編集委員で久留米大学内科学講座呼吸器・神経・膠原病内科部門呼吸器病センター教授の川山智隆氏は、主な改訂点を第58回日本呼吸器学会(4月27~29日)で説明した。COPD診断の手がかりとなる1秒率の考え方に関する記述を充実させる...続きを読む

第62回日本リウマチ学会レポート

第62回日本リウマチ学会(2018年4月26日〜28日/東京国際フォーラム)のレポートをご覧いただけます

初のJAK阻害薬、市販後調査の中間解析

初のJAK阻害薬、市販後調査の中間解析

 関節リウマチ(RA)を適応として日本で初めて承認されたヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬トファシチニブの市販後調査(PMS)の中間解析結果が、第62回日本リウマチ学会(4月26~28日)で公表された...続きを読む

RA患者では加齢に伴い非椎体骨折が急増

RA患者では加齢に伴い非椎体骨折が急増

 関節リウマチ(RA)患者は骨折リスクが高いにもかかわらず、骨粗鬆症の治療が十分行われていないという課題がある。東京女子医科大学膠原病リウマチ痛風センター非常勤講師で若林医院(東京都)院長の古谷武文氏は、第62回日本リウマチ学会(4月26~28日)で「閉経後女性RA患者の6割以上が骨粗鬆症で...続きを読む

若年性特発性関節炎の国内での実態が初めて明らかに

若年性特発性関節炎の国内での実態が初めて明らかに

 若年性特発性関節炎(JIA)は、関節炎の症状が6週間以上続く原因不明の疾患で、16歳未満の子供に起こる小児リウマチ性疾患の中で最も患者数が多い。国内の有病率は小児1万人当たり約1人といわれている。過去に詳細な調査が行われたことはなかったが...続きを読む

第2のJAK阻害薬、関節破壊を長期で抑制

第2のJAK阻害薬、関節破壊を長期で抑制

 産業医科大学第1内科学講座教授の田中良哉氏は、関節リウマチ(RA)に対するヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬バリシチニブ長期継続試験RA-BEYONDの2年間の成績がまとまったとして、第62回日本リウマチ学会(4月26~28日)で発表した。バリシチニブで治療を開始した患者での関節破壊の有意な進展抑制が得られ、TNFα阻害薬であるアダリムマブと同様の効果が確認...続きを読む

ベリムマブがSLEの臓器障害に優れた改善効果

ベリムマブがSLEの臓器障害に優れた改善効果

 東京慈恵会医科大学糖尿病・代謝・内分泌内科准教授でJDCPstudy研究代表者の西村理明氏は、同studyのベースラインデータについて第61回日本糖尿病学会(5月24~26日)で発表した。...続きを読む

サリルマブがMTX効果不十分RAで有効性示す

サリルマブがMTX効果不十分RAで有効性示す

 関節リウマチ(RA)に対し、インターロイキン(IL)-6を標的とするサリルマブ(ヒト型抗ヒトIL‒6受容体モノクローナル抗体)の国内第Ⅲ相臨床試験KAKEHASIの成績を、産業医科大学第1内科学講座教授の田中良哉氏が第62回日本リウマチ学会(4月26~28日)で発表...続きを読む

高齢発症のRA患者でBioの効果を検討

高齢発症のRA患者でBioの効果を検討

 近年増加している高齢発症関節リウマチ(elderly-onset rheumatoid arthritis;EORA)患者では、免疫抑制療法による合併症の発生などが問題であり、治療法はまだ確立されていない。杏林大学第一内科腎臓・リウマチ膠原病内科の福岡利仁氏は、EORA治療法の確立を目的として、EORAに対する生物学的製剤(bDMARD)の治療効果と安全性を検討...続きを読む

JAK1阻害薬の日本人成績を初公表

 東邦大学内科学講座膠原病学分野教授の亀田秀人氏は、関節リウマチ(RA)を適応として開発中のヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬upadacitinibについて日本人初の第Ⅱb/Ⅲ相臨床試験SELECT-SUNRISEの成績を、第62回日本リウマチ学会(4月26~28日)で発表した。同氏は、upadacitinib投与1週後からプラセボ群に比べて...続きを読む

SLE患者の妊娠転帰を含む長期予後を検討

SLE患者の妊娠転帰を含む長期予後を検討

 全身性エリテマトーデス(SLE)患者においては、治療の進歩に伴い予後が改善した一方、長期罹患に伴う心身の負担の蓄積やQOLの低下などの問題が依然として残る。しかし、これまでわが国においてSLE患者の長期予後に関する多施設調査は行われてこなかった。そこで日本リウマチ学会は、SLE患者...続きを読む

第61回日本糖尿病学会レポート

第61回日本糖尿病学会(2018年5月24日〜26日/東京国際フォーラム他)のレポートをご覧いただけます

アプリ活用で患者主体的なインスリン治療を

アプリ活用で患者主体的なインスリン治療を

 持続グルコースモニター(CGM)/ Flash Glucose Monitoring(FGM)を用いると、持続的かつリアルタイムに糖尿病患者の皮下グルコース濃度や変動トレンドを知ることができ、安全かつ有効に治療を行える可能性が高くなる。第61回日本糖尿病学会(5月24~26日)で永寿総合病院(東京都)糖尿病臨床研究センター療養指導主任(同センターセンター長補佐兼務)の小出景子氏は...続きを読む

食事療法の実施が身体活動量を増加させる?

 新潟大学大学院血液・内分泌・代謝内科学講座教授の曽根博仁氏、帝塚山学院大学大学院人間科学部食物栄養学科教授の津田謹輔氏らは、日本人糖尿病患者の大規模前向き観察研究JDCP studyで食事および運動療法の実態をベースライン時のデータから解析し、その結果を第61回日本糖尿病学会(5月24~26日)で曽根氏...続きを読む

CGMやFGMの活用で血糖コントロール新時代に

CGMやFGMの活用で血糖コントロール新時代に

 東京慈恵会医科大学糖尿病・代謝・内分泌内科准教授の西村理明氏は、第61回日本糖尿病学会(5月24 ~26 日)で持続グルコースモニター(CGM)とFlash Glucose Monitoring(FGM)について解説。「リアルタイムCGM/ FGMを適切に使用することで、血糖コントロールは新時代に突入した」と述べた。...続きを読む

怖い夜間の無自覚性低血糖、対策は明確

怖い夜間の無自覚性低血糖、対策は明確

 近年、糖尿病治療において低血糖を回避することの重要性が強く認識されるようになった。一方、持続グルコースモニター(CGM)の普及により、無自覚性低血糖が夜間(睡眠時)を中心に、今まで考えられていたより高率に発生していることも明らかにされている。...続きを読む

日本の糖尿病合併症の実態が判明

日本の糖尿病合併症の実態が判明

 東京慈恵会医科大学糖尿病・代謝・内分泌内科准教授でJDCPstudy研究代表者の西村理明氏は、同studyのベースラインデータについて第61回日本糖尿病学会(5月24~26日)で発表した。...続きを読む

児の過成長、妊娠後期のHbA1c値と関連

児の過成長、妊娠後期のHbA1c値と関連

 糖代謝異常妊婦から出生した児は、先天奇形、巨大児、低血糖などの問題を抱えていることが多い。東京女子医科大学母子総合医療センター新生児科の今井憲氏は、同センターで糖代謝異常妊婦から出生した児の合併症について検討。母体の妊娠中の経過との関連などを調べ...続きを読む

妊娠糖尿病で巨大児をいかに予見・予防するか

妊娠糖尿病で巨大児をいかに予見・予防するか

 糖代謝異常合併妊婦では、母体高血糖に基づく児の高インスリン血症をはじめ,さまざまな因子を背景に児の過剰発達が生じ、巨大児を出産する可能性がある。巨大児は難産による分娩外傷だけでなく、将来的な...続きを読む

第32回米国睡眠学会(SLEEP)2018レポート

第32回米国睡眠学会(SLEEP2018 2018年6月2日〜3日/ボルティモア)のレポートをご覧いただけます

未就学児の一律の昼寝習慣はNGか

未就学児の一律の昼寝習慣はNGか

 日本において、在園時間の短い幼稚園では昼寝(午睡)が一般的ではない一方、保育園では日課として実施されてきた。しかし近年、昼寝が夜間睡眠に悪影響を及ぼすなどの指摘や、小学校入学後の生活リズムに慣れさせる目的などから、未就学児の昼寝の在り方を見直す動きが広まっている...続きを読む

不眠症向けのデジタル認知行動療法

 不眠症に対する認知行動療法(CBT-I;Cognitive Behavioral Therapy for Insomnia)については豊富なエビデンスが集積されており、その効果は短期的だけでなく10年の長期にわたりその効果が持続することが報告されている(関連記事)。近年、インターネットを用いたデジタル認知行動療法(dCBT-I;digital CBT-I)が開発され、短期的な不眠症の改善効果が示されている...続きを読む

あの薬剤で「時差ぼけ」改善

 海外旅行者を悩ませる、いわゆる「時差ぼけ」。医学的には「Jet Lag Disorder(JLD)」という、概日リズム睡眠障害の1つに分類される。現在までに、米食品医薬品局(FDA)により承認されたJLD治療薬はないが...続きを読む

高齢者の昼寝時間と認知症リスク

 高齢者では昼寝の習慣は一般的だが、昼寝は夜間睡眠に悪影響を及ぼすことや健康アウトカムが反比例する可能性が指摘されている。米・University of California, San FranciscoのYue Leng氏らは...続きを読む

ナルコレプシー・OSAの新薬で長期効果を確認

 ナルコレプシーおよび閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)の主な症状の1つである「過度な眠気」に対する治療薬として、開発が進められているsolriamfetol。米食品医薬品局(FDA)の希少疾病用医薬品指定を受け、承認審査中だ...続きを読む

日本発デバイスでOSAが改善

 使い捨てタイプの鼻腔挿入デバイス(nasopharyngeal airway stent;NAS、商品名ナステント)は、いびきや閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)の改善を目的として、日本で開発された(関連記事)。これまでにOSA患者やいびき症者を対象に国内で実施された小規模研究から、OSAにおける無呼吸低呼吸指数(AHI)の低下やいびきの有意な改善などが認められている...続きを読む

中程度の湯温での入浴が睡眠を改善

 現代の日本人は入浴をシャワーのみで済ませることが多いが、湯船に漬かって体を温めることは良質な睡眠の秘訣ともいわれる。しかし、その温度はどれくらいがよいのかー。奈良県立医科大学総合医療学講座(西尾健治教授)の田井義彬氏らは、「平城京スタディ※」の参加者を対象に入浴が睡眠の質に及ぼす影響について検討...続きを読む

第59回日本神経学会学術大会レポート

第59回日本神経学会学術大会(2018年5月23日(水)〜26日(土)/ロイトン札幌・さっぽろ芸術文化の館・札幌市教育文化会館)のレポートをご覧いただけます

脊髄性筋萎縮症の臨床所見を見逃すな

最高到達運動機能によるSMAのサブタイプ分類

 指定難病でもある脊髄性筋萎縮症(SMA)は運動ニューロン病の一種で、乳児期発症型では人工呼吸器を用いなければ2歳を迎える前に90%以上が死亡するという。しかし、昨年(2017年)初の治療薬が発売され、現在も新規治療法の開発が進められている。東京女子医科大学臨床ゲノムセンター所長の斎藤加代子氏は...続きを読む

プリオン病の診断基準の問題点

プリオン病の診断基準の問題点

 プリオン病は、脳組織における海綿状変化と異常プリオン蛋白(scrapie prion protein;PrPSc)の蓄積を特徴とし、同種間または異種間で伝播しうる。金沢大学大学院脳老化・神経病態学の浜口毅氏は、国内のプリオン病の罹患状況と臨床像について第59回日本神経学会(5月23〜26日)で解説し...続きを読む

A2A受容体拮抗薬がPD姿勢異常を改善

A2A受容体拮抗薬がPD姿勢異常を改善

 パーキンソン病(PD)患者の3分の1で認められるとされる姿勢異常。難治性で患者のQOLおよびADL低下の大きな要因となるが、治療法は確立されていない。獨協医科大学神経内科准教授の鈴木圭輔氏らは、PD患者の姿勢異常に対するアデノシンA2A受容体拮抗薬イストラデフィリンの有効性について検討。その結果、姿勢異常が改善したと第59回日本神経学会(5月23~26日)で報告した...続きを読む

嗅覚障害がPD患者の認知症発症予測因子に

嗅覚障害がPD患者の認知症発症予測因子に

パーキンソン病(PD)患者の多くは長期経過により認知症に移行し、これが予後を規定することが明らかにされている。予後改善には、パーキンソン病認知症(PDD)を早期に捉えて治療介入することが必要と考えられる。東北大学病院高次脳機能障害科講師(現・国立病院機構仙台西多賀病院脳神経内科医長)の馬場徹氏らは、PDDの予防・早期発見に向けた臨床研究に取り組んでおり、「これまでの知見から画像所見、嗅覚障害が...続きを読む

片頭痛改善に期待される治療法とは

片頭痛改善に期待される治療法とは<

 片頭痛と心疾患は相互に発症リスクを高めている可能性があり、特に卵円孔開存(PFO)との関連が注目されている。富永病院(大阪市)副院長で脳神経内科・頭痛センターの竹島多賀夫氏は、第59回日本神経学会(5月23~26日)のシンポジウム「片頭痛の謎を解き明かす」で、片頭痛の治療としての経皮的PFO閉鎖術について「現時点では推奨できるものではないというのが一致した意見である。しかし、デバイスの改善や症例選択を工夫することで、将来的に有望な治療法となる可能性もある」との見解を示した。...続きを読む

レビー小体認知症は精神症状見逃すな

レビー小体認知症は精神症状見逃すな

 レビー小体病(LBD)は、レビー小体を病理学的特徴とするパーキンソン病(PD)やパーキンソン病認知症(PDD)、レビー小体型認知症(DLB)を包括する疾患概念であるが、DLBとPD/PDDに本質的な違いがあるかどうかは不明である。名古屋大学大学院精神医療学の藤城弘樹氏〔現・かわさき記念病院(神奈川県)診療部長〕はDLBとPDの病理学的背景の違いについて考察...続きを読む

「新てんかんGL」薬剤は患者ごとに選択を

 近年、日本で処方される抗てんかん薬の種類は増加している。患者の背景に合わせた選択が可能になった半面、薬剤選択が悩ましくなった面も否定できない。国際医療福祉大学神経内科教授の赤松直樹氏は、今年(2018年)3月に改訂された日本神経学会の『てんかん診療ガイドライン』(GL)の薬物療法について、第59回日本神経学会(5月23〜26日)で解説...続きを読む

自己免疫性消化管運動障害の臨床像を分析

自己免疫性消化管運動障害の臨床像を分析

 熊本大学大学院生命科学研究部神経内科学の向野晃弘氏らは、わが国における自己免疫性消化管運動障害(autoimmune gastrointestinal dysmotility;AGID)の臨床的特徴と治療反応性の検討を目的に、後ろ向きおよび前向きコホート研究を実施。同氏は「わが国にもAGIDは存在しており、免疫療法が有効である可能性が示唆された」と第59回日本神経学会(5月23~26日)で報告した...続きを読む

抗NMDA受容体脳炎の疑い診断基準を検証

自己免疫性消化管運動障害の臨床像を分析

 抗N-メチル-D-アスパラギン酸受容体(NMDAR)脳炎の診断をめぐっては、2016年にPossible(可能性あり)、Probable(疑い)、Definite(確定)の3段階から成る診断基準が提唱された(Lancet Neurol 2016; 15: 391-404)。北里大学神経内科の金子厚氏らは、このうちProbable診断基準の妥当性を検証した結果を第59回日本神経学会(5月23~26日)で報告し...続きを読む

ギラン・バレー、日本から国際標準治療を

走行可能まで回復した患者の割合

 自己免疫による末梢神経疾患であるギラン・バレー症候群(GBS)は、経静脈的免疫グロブリン療法(IVIg)が標準的治療となっているが、この治療を行っても死亡率は5%、1年後の独歩不能は20%と、その有効性は十分でなく、より効果の高い革新的治療法が求められている。そこで日本では、2015〜16年にGBSに対するエクリズマブの有効性と安全性を検討する治験 Japanese Eculizumab Trial for GBS(JET-GBS)が実施され...続きを読む

SBMAへのリュープロレリン治療を検討

 四肢、顔面などの筋力低下と筋萎縮が現れる球脊髄性筋萎縮症(SBMA)は、アンドロゲン受容体(AR)遺伝子CAG繰り返し配列の異常伸長が原因であり、変異AR蛋白質がテストステロンと結合し核内に集積することが本質的病態と考えられる。LH-RHアゴニストのリュープロレリンは、テストステロンの分泌を抑制することで変異AR蛋白質の集積を抑える薬剤として研究が進められ、2017年にSBMAの進行抑制としての適応が追加承認された...続きを読む

脊髄小脳変性症の登録システムJ-CATは有用

 脊髄小脳変性症(SCD)は、分子レベルの背景に応じて臨床症状が異なる多様な障害から成る疾患群である。治療法の開発においては病型別の自然歴を明らかにする必要があるが、わが国でSCDの自然歴を検討した前向き研究は極めて少ない。このような状況を受けて、SCDを中心とする運動失調症の登録システムJ-CAT(Japan Consortium of Ataxias)が設立された...続きを読む

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