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脳卒中プレホスピタル評価は有用か

脳卒中プレホスピタル評価は有用か

 トヨタ記念病院(愛知県豊田市)は、脳卒中が疑われる患者に対して救急隊が病院到着前(プレホスピタル)に使用する脳卒中評価スケール「TOPSPIN」を独自に考案し、脳卒中急性期診療に活用している。同院神経内科医長の鈴木淳一郎氏らは、約10年間にTOPSPINを使用した症例を前向きに解析し、結果を第11回世界脳卒中会議(WSC 2018、10月17~20日、モントリオール)で報告した。

ダビガトランはアスピリンと有意差なし

ダビガトランはアスピリンと有意差なし

 塞栓源不明の脳塞栓症(ESUS)患者を対象に、直接作用型経口抗凝固薬(DOAC)であるダビガトランの脳卒中再発予防における有効性および安全性をアスピリン(ASA)と比較した国際ランダム化比較試験(RCT)RE-SPECT ESUSの結果が、主任治験責任医師を務めたドイツ・University Hospital EssenのHans-Christoph Diener氏により、第11回世界脳卒中会議(WSC 2018、10月17~20日、モントリオール)で発表された。

SPG刺激療法の虚血性脳卒中への効果は

SPG刺激療法の虚血性脳卒中への効果は

 急性期虚血性脳卒中患者に対する翼口蓋神経節(翼口蓋窩にある副交感神経節:sphenopalatine ganglion;SPG)への電気刺激で予後は改善できるか―。米・University of California, Los AngelesのJeffrey L. Saver氏らは、SPG刺激療法の有用性を検討する目的で国際共同ランダム化比較試験(RCT)ImpACT-24B(Implant for Augmenting of Cerebral Blood Flow Trial, Effectiveness and Safety in a 24 hours Window)を実施。その成績を、第11回世界脳卒中会議(WSC 2018、10月17~20日、モントリオール)で発表した。

抗うつ薬による脳卒中リスクは?

抗うつ薬による脳卒中リスクは?

 うつ病の治療などに用いられる選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)は、血小板凝集を抑制する作用を有することから、出血性疾患への影響が懸念されている。カナダ・McGill UniversityのAntonios Douros氏は、多数例を対象とした後ろ向きコホート研究で、SSRIを中心とした抗うつ薬におけるセロトニン再取り込み阻害作用の強さと虚血性脳卒中の発症リスクとの関連について検討。結果を、第11回世界脳卒中会議(WSC 2018、10月17~20日、モントリオール)で発表した。

脳卒中の遠隔リハで身体機能が改善

脳卒中の遠隔リハで身体機能が改善

 脳卒中患者の多くは、入院中のリハビリテーション(以下、リハビリ)により一定の機能回復は得られるが、退院後も維持することは容易でなく、現在の医療制度はリハビリの需要を満たしていない。そこで、ニュージーランド・Auckland University of Technology, Health & Rehabilitation Research InstituteのDenise Taylor氏らは、退院した脳卒中患者を対象に、対面、携帯電話、文書などを組み合わせた理学療法士による在宅遠隔リハビリプログラムAugmented Community Telerehabilitation Intervention(ACTIV)を開発。その有効性についてランダム化比較試験(RCT)を実施し、結果を第11回世界脳卒中会議(WSC 2018、10月17~20日、モントリオール)で報告した。

脳卒中の失語症、超早期リハはどうすべき?

脳卒中の失語症、超早期リハはどうすべき?

 これまで、脳卒中後遺症としての失語症に対する超早期リハビリテーションの有効性について十分な検討は行われてこなかった。そこでオーストラリア・Edith Cowan University, School of Medicine and Health SciencesのErin Godecke氏らは、多施設共同前向きランダム化非盲検/単盲検エンドポイント比較試験VERSE(Very Early Rehabilitation in SpEech)trialを実施し、脳卒中後遺症としての失語症への超早期リハビリテーションの有効な方法について検討。結果を、第11回世界脳卒中会議(WSC 2018、10月17~20日、モントリオール)で報告した。

スマートフォンを活用した心電図モニタリング

スマートフォンを活用した心電図モニタリング

 うつ病に対する「時間生物学的治療」とは、断眠療法や光療法、暗闇療法などにより、患者の生体リズムを正常化し、うつ症状の改善を試みる治療法である。杏林大学精神神経科学教室講師の高江洲義和氏は第15回日本うつ病学会(7月27~28日)において、時間生物学的治療に関するこれまでの研究データを示しつつ、日本の実臨床にそのまま導入することの難しさを指摘した。

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