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ホーム »  欧州リウマチ学会(European Congress of Rheumatology)2019

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RA患者で初確認、迷走神経刺激の有効性

 脳神経の1つである迷走神経は、腫瘍壊死因子(TNF)など炎症性サイトカインの産生や関節リウマチ(RA)の症状進行を抑制する"炎症反射"に関与している(Annu Rev Immunol 2012; 30: 313-335)。米・Stanford UniversityのMark C. Genovese氏は、複数の生物学的製剤を使用しても効果が不十分なRA患者を対象に迷走神経刺激(VNS)用小型装置(Micro Regulator;MR)の安全性や実用性、有効性を初めて検討。症状の改善や炎症性サイトカインの産生抑制などが確認できたと欧州リウマチ学会(EULAR 2019、6月12~15日、マドリード)で発表した。

全身性強皮症の合併症、進行要因を探る

  全身性強皮症(SSc)に伴う間質性肺疾患(SSc-ILD)の進行は、患者の生命予後に大きく影響することが知られている。ノルウェー・Oslo University HospitalのAnna-Maria Hoffmann-Vold氏らは欧州リウマチ学会(EULAR 2019、6月12~15日、マドリード)で、EULARが構築したオンライン登録データベース(EUSTAR)を用いてSSc-ILD患者においてILDが進行する要因を検討した結果を報告した。

乾癬性関節炎治療薬2剤の有効性を比較

  乾癬性関節炎(PsA)に用いられるインターロイキン(IL)-17A阻害薬イキセキズマブ(IXE)と腫瘍壊死因子(TNF)α阻害薬アダリムマブ(ADA)。両薬のように作用機序が異なる抗リウマチ薬の有効性をhead-to-headで比較した試験は少ない。スウェーデン・Swedish Medical Center/米・University of WashingtonのPhilip J. Mease氏は、生物学的製剤(bDMARD)未使用のPsA患者を対象に、両薬の有効性や安全性を比較、検討する多施設共同ランダム化比較試験(RCT)SPIRIT-H2Hを実施。その結果を欧州リウマチ学会(EULAR 2019、6月12~15日、マドリード)で発表した。

陸上 vs.水中、線維筋痛症の運動療法

  線維筋痛症患者に対する運動療法は有効であるとされるが(Ann Rheum Dis 2017; 76: 318-328)、運動療法の実施場所(陸上、水中)別に有効性を比較、検討した報告は少ない。そこで、スペイン・University of GranadaのBlanca G. Carrera氏は、線維筋痛症患者272例を対象に陸上および水中での運動療法によるQOL改善効果をランダム化比較試験(RCT)で検討。その結果を欧州リウマチ学会(EULAR 2019、6月12~15日、マドリード)で報告した。

若年性関節炎、疲労症状を高める要因は?

  若年性特発性関節炎(JIA)は16歳未満で発症する原因不明の慢性関節炎で、小児リウマチ性疾患の中で最も患者数が多い。さまざまな関節外症状を伴うため、日常生活、就学・就労などに少なからず制限が出る。しかし、JIAの長期予後については不明な点も多い。欧州リウマチ学会(EULAR 2019、6月12~15日、マドリード)では、発症後18年間フォローアップできたJIA患者を対象として、疲労症状に注目し、寛解状態、障害度、痛みなどとの関係を解析した北欧のコホート研究の結果を、ノルウェー・Levanger HospitalのEllen D. Arnstad氏が報告した。

全身性強皮症の合併症に抗線維化薬が奏効

 現在、特発性肺線維症(IPF)の治療に使用されているチロシンキナーゼ阻害薬ニンテダニブが、全身性強皮症(SSc)に伴う間質性肺疾患(SSc-ILD)の肺機能低下を患者背景にかかわらず一貫して抑制することが国際共同第Ⅲ相試験SENSCISで明らかになった〔N Engl J Med (2019年5月20日オンライン版)〕。同試験の治験責任医師でスイス・University Hospital ZurichのOliver Distler氏は、欧州リウマチ学会(EULAR 2019、6月12~15日、マドリード)でサブグループ解析の結果についても報告、SScサブタイプや免疫抑制薬服用の有無などの患者背景による治療効果への影響は見られなかった。

乾癬性関節炎では肥満と疾患活動性が関連

 肥満と乾癬性関節炎(PsA)のさまざまな関連性が明らかになった。欧州リウマチ学会(EULAR 2019、6月12~15日、マドリード)で、英・University of GlasgowのStefan Siebert氏は、PsA患者を対象とした欧州の国際大規模コホート研究の結果を報告。PsA患者では、肥満が疾患活動性などに関連していることを示した。

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