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臨床開発進む骨髄幹細胞による脳梗塞治療

  脳梗塞治療の領域においても、再生医療が現実のものとなりつつある。北海道大学脳神経外科教授の寳金清博氏は、第44回日本脳卒中学会(STROKE2019、3月21~23日)のシンポジウム「脳梗塞に対する再生医療、細胞治療―目前に迫る臨床応用―」で、骨髄幹細胞を用いた脳梗塞治療について、現在世界で進められている臨床試験の状況を紹介した。さらに、最近耳目を集めたNatureによる日本の再生医療等製品の迅速承認制度への批判に対して、自身の考えを示した。

脳卒中抑制の視点から捉えた脂質管理

 日本動脈硬化学会理事長でりんくう総合医療センター(大阪府)病院長の山下静也氏は、第44回日本脳卒中学会(STROKE2019、3月21~23日)で「脳卒中発症・再発予防のための脂質管理」をテーマに講演。さまざまなエビデンスを基に脂質異常症治療薬について解説するとともに、日本動脈硬化学会が発表し話題となった「PCSK9阻害薬の適正使用のための薬物治療フローチャート」にも言及した。

シロスタゾール含む抗血小板薬併用療法

 再発リスクが高い脳梗塞患者に対して、アスピリン(ASA)またはクロピドグレルに加えてシロスタゾールを長期併用すると、ASAまたはクロピドグレルの単剤治療に比べ、同程度の安全性で脳梗塞再発リスクを有意に低下させることが分かった。シロスタゾールの脳梗塞再発予防効果を検討したわが国の多施設共同ランダム化比較試験(RCT)として、CSPS、CSPS 2に続いて3番目に行われたCSPS.com(Cilostazol Stroke Prevention Study for Antiplatelet Combination)試験の結果について、国立循環器病研究センター病院副院長/脳血管部門長の豊田一則氏が第44回日本脳卒中学会(STROKE2019、3月21~23日)で報告した。

脳卒中診療でもAI・ビッグデータ活用を

 医療情報のビッグデータ解析がわが国でも始まっている。国立循環器病研究センター予防医学・疫学情報部部長の西村邦宏氏は第44回日本脳卒中学会(STROKE2019、3月21~23日)で、脳卒中データベースを用いたビッグデータ解析により、予後改善に必要な病院当たりの医師数が示されるなど、包括的脳卒中センターへの医師集約化に向けた具体的な情報が得られたことを示した。併せて、循環器疾患レジストリ構築に必要な情報を人工知能(AI)により自動抽出・入力するシステムについて紹介した。(関連記事:「公的ビッグデータを疫学研究で活用するには」)

ダビガトランが脳卒中再発リスクを低下

 塞栓源不明の脳塞栓症(ESUS)患者を対象に、直接作用型経口抗凝固薬(DOAC)であるダビガトランの脳卒中再発予防における有効性と安全性をアスピリン(ASA)と比較した国際ランダム化比較試験RE-SPECT ESUSの日本人サブグループ解析で、ASA群に比べダビガトラン群で脳卒中再発リスクが有意に低下した。また、大出血の発現リスクは両群で同等であった。国際医療福祉大学臨床医学研究センター教授の内山真一郎氏が第44回日本脳卒中学会(STROKE2019、3月21~23日)で報告した。

脳梗塞に対する血管内治療の現状と課題は?

 日本における急性期脳梗塞に対する血管内治療の現状と課題について、兵庫医科大学脳神経外科主任教授の吉村紳一氏が第44回日本脳卒中学会(STROKE2019、3月21~23日、横浜市)で報告。急速に普及しつつある血管内治療について、さらなる適応拡大が望まれている点を指摘。発症6時間以降をはじめ、広範囲脳梗塞、末梢血管閉塞、軽症例への適応拡大に向けた臨床研究が進んでいることなどを解説した。

積極的降圧療法は脳卒中再発を抑制

脳卒中既往の高血圧患者に対する積極的降圧療法の脳卒中再発予防効果を検討した、わが国の多施設共同ランダム化比較試験(RCT)RESPECTにおいて、140/90mmHg未満を目指す標準降圧群に比べ120/80mmHg未満を目指す積極的降圧群の脳卒中再発率は低い傾向が示されたものの、有意差は認められなかった。しかし、同様の目的で実施された海外のRCT 3件を合わせたメタ解析では、標準降圧群に比べ積極的降圧群では脳卒中再発を22%有意に抑制することが分かった。第44回日本脳卒中学会(STROKE2019、3月21~23日)で、東京女子医科大学脳神経内科学教授の北川一夫氏が報告した。

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