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第52回日本動脈硬化学会リポート

CT血管造影活用で冠動脈疾患リスクを早期発見

 冠動脈CT血管造影(CCTA)は、ここ十数年で非侵襲的な検査法として冠動脈疾患の病変検出に大きく貢献している。第52回日本動脈硬化学会(7月17~31日、ウェブ開催)で、桜橋渡辺病院(大阪府)心臓血管センター画像診断科長の小山靖史氏は、CCTAのポテンシャルに...

スタチン不耐問題で、新規薬剤を展望

 スタチン、エゼチミブ、PCSK9阻害薬など、脂質異常症治療薬の相次ぐ登場により積極的なLDLコレステロール(LDL-C)低下が目指せるようになった。しかし、日本の死因別死亡者数では依然として心疾患が悪性新生物に次いで第2位であり、動脈硬化に伴う虚血性心疾患へのさらなる対応が求められ...

動脈硬化GL次回改訂、薬物療法で提言

 『動脈硬化性疾患予防ガイドライン(GL)2017年版』では、冠動脈疾患(CAD)の二次(再発)予防におけるLDLコレステロール(LDL-C)管理目標値があらためて明示され、家族性高コレステロール血症(FH)や急性冠症候群(ACS)などの高リスク病態では70mg/dL未満を「考慮する」とされた。その後も、日本では新たなエビデンスが報告され...

注目の肝線維化指標は肝疾患以外にも有用か

 近年、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)における肝線維化の進展を予測するスコアリングシステムとして、FIB-4 indexが注目を集めている。京都府立医科大学大学院消化器内科学の瀬古裕也氏は第52回日本動脈硬化学会(7月17日〜31日、ウェブ開催)で、NAFLD診療におけるFIB-4 indexの有用性および他疾患への応用...

高齢者の脂質異常症管理ではフレイル対策を

 疾患の予防・管理上の問題はライフステージごとに変化する。特に高齢者では、生活習慣病予防と同時にフレイル対策にも注意が必要だ。杏林大学高齢医学教室教授の神﨑恒一氏は、第52回日本動脈硬化学会(7月17~31日、ウェブ開催)で、高齢者における動脈硬化を予防する上でのフレイル対策や薬物療法の...

透析患者の認知機能低下にCVD既往が関連

 慢性腎臓病(CKD)は成人の8人に1人と推定され、新たな国民病とも呼ばれている。大阪市立大学大学院血管病態制御学研究教授の庄司哲雄氏は、透析治療を受けているCKD患者の認知機能低下に心血管疾患(CVD)既往および拡張期血圧(DBP)低値が密接に関連する...

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