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第106回日本消化器病学会リポート

ピロリ除菌後のフォローはいつまで必要?

 Helicobacter pylori(H. pylori)除菌治療は胃がんのリスクを低下させるが、除菌後長期にわたるリスクの変化については明らかにされていない。倉敷中央病院(岡山県)副院長の水野元夫氏らは、除菌後10年以上経過した症例の胃がんリスクについて検討。第106回日本消化器病学会(8月11~31日、ウェブ開催)で、「除菌後の胃がんリスクは除菌時の胃粘膜萎縮が高度な症例で最も高いが、除菌後10年以上を経過すると胃粘膜萎縮が軽〜中等度の症例でも未分化型胃がんのリスクが上昇する」と述べた。詳細はJ Gastroenterol(2020; 55: 281-288)に報告されている。...

B型肝炎、TAF切替えとETV継続で同等

 B型慢性肝疾患に対する抗ウイルス療法であるテノホビル・アラフェナミド (TAF)療法では、既存の核酸アナログ製剤(NA)と比べ良好なHBs抗原量の低下作用が報告されている一方で、エンテカビル(ETV)から切り替えた場合の治療効果については確立されていない。日本医科大学消化器肝臓内科病院講師の糸川典夫氏は、ETVからTAFに切り替えた場合の有効性と安全性について第106回日本消化器病学会(8月11~31日、ウェブ開催)で発表した。...

IBDがんにリキッドバイオプシーは有用か

 炎症性腸疾患(IBD)患者では下部消化管がんのリスクが上昇するが、がん発症部位周辺の粘膜に炎症性変化が生じるため、内視鏡サーベイランスでのがん検出は困難な場合が多い。そこで、IBD関連がんの低侵襲性マーカーとして注目されるのが、リキッドバイオプシーによって得られた血中循環腫瘍DNA(circulating tumor DNA;ctDNA)だ。岡山大学病院消化器内科の衣笠秀明氏は、第106回日本消化器病学会(8月11日〜31日、ウェブ開催)で自施設における検討結果を紹介し、IBD関連がんに対するリキッドバイオプシーの臨床的意義について説明した。...

ヒトiPS細胞で肝疾患治療の向上を目指す

 一般的に肝線維化は、肝細胞障害と免疫細胞浸潤によって肝星細胞が活性化することで生じるが、これらの特徴に乏しい先天性肝線維化(CHF)という遺伝子疾患が存在する。東京医科歯科大学大学院生体検査科学教授の柿沼晴氏は、第106回日本消化器病学会(8月11~31日、ウェブ開催)でヒト人工多能性幹(iPS)細胞を用いたCHFの病態探索について発表した。...

どうする? 進行肝細胞がんの二次治療

 これまで切除不能な進行肝細胞がんに対する薬物治療の開発は、ソラフェニブを一次治療で用いることを前提として進められてきた。そのため、2018年に日本でも承認され、新たな一次治療薬として期待されるレンバチニブへの不応・不耐例に対する後治療については、エビデンスが十分とはいえない。そこで、千葉大学大学院消化器内科学特任講師の小笠原定久氏は、リアルワールドデータを用いてレンバチニブ不応・不耐例の後治療となりうる薬物療法を検討し、第106回日本消化器病学会(8月11~31日、ウェブ開催)で報告した。...

高輝度膵が膵がんリスクと関連の可能性

 国立がん研究センターがん情報サービスによると、2019年のがん罹患数予測では膵がんは4万600例と30年前の10倍程度に増加し、がん死亡数予測では3万5,700例と全がんの4位を占めている。さらに膵がん患者全体の5年生存率は極めて低いことから、早期発見だけでなく、高リスク者のスクリーニングが重要となる。こうした中、名古屋大学大学院消化器内科学の鈴木博貴氏は、経腹壁超音波検査(US)を用いて膵実質の輝度と膵がん発症リスクの関連を検討。第106回日本消化器病学会(8月11~31日、ウェブ開催)で結果を報告した。...

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