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第46回日本脳卒中学会

抗凝固療法中の貧血は予後不良因子

  抗凝固療法中の心房細動(AF)患者における貧血が予後に及ぼす影響は明らかでない。自治医科大学病院脳卒中センターセンター長で脳神経内科教授の田中亮太氏らは、AF登録研究RAFFINEのデータベースを基に、AF患者における貧血の合併と抗凝固療法の有効性イベント、安全性イベントとの関連について検討。「貧血は抗凝固療法中の...

脳卒中既往の高齢NVAFでイベント発生高率

  高齢化に伴い血栓塞栓症リスクの高い高齢心房細動(AF)患者の増加が予想され、抗凝固療法の重要性が高まっている。国立循環器病研究センター脳神経内科の吉本武史氏らは、多施設前向き観察研究ANAFIE Registryのサブ解析を行い高齢非弁膜症性心房細動(NVAF)患者において脳卒中既往の有無別にイベント発生率を検討した結果を...

併用療法で頭蓋内動脈狭窄例のイベント抑制望

  頭蓋内動脈狭窄患者では脳卒中の再発リスクが高いが、抗血小板薬の2剤併用療法が単剤療法より有用であるとのエビデンスはなかった。第46回日本脳卒中学会(STROKE 2021、3月11〜13日、ウェブ併催)で、国際医療福祉大学臨床医学研究センター教授で山王メディカルセンター(東京都)脳血管センター長の内山真一郎氏は「アスピリンまたはクロピドグレルで治療中の頭蓋内動脈狭窄患者へのシロスタゾール併用療法は、...

新型コロナ併発の脳卒中は転帰不良傾向

 新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の世界的な流行開始当初の昨年(2020年)3月、中国・武漢市からCOVID-19重症患者の5.7%が脳卒中を発症したとの報告がなされた(JAMA Neurol 2020; 77: 683-690)。これを受け、日本医科大学神経内科学准教授の西山康裕氏らは、翌月に国内多施設共同で「新型コロナウィルス感染症(COVID-19)に脳卒中を発症した患者の臨床的特徴を明らかにする研究」を開始。こうした患者は転帰不良の傾向が見られたとの現状を、..

脳梗塞の抗血栓療法、位置付けが明確に

 脳卒中治療ガイドラインが6年ぶりに改訂され、『脳卒中治療ガイドライン2021』として間もなく刊行される見込みとなっている。東京慈恵会医科大学内科学講座脳神経内科・講座担当教授の井口保之氏は、同ガイドラインの脳梗塞領域の主な変更点について、第46回日本脳卒中学会(STROKE 2021、3月11~13日、ウェブ併催)で発表した。今回、急性期および慢性期の抗血栓薬の位置付けがより明確になった。  ...

脳卒中治療GL改訂、血圧目標厳格化

 卒中治療ガイドラインが改訂され、間もなく「脳卒中治療ガイドライン2021」として発刊される予定である。大阪市立大学大学院脳神経内科学教授の伊藤義彰氏は、第46回日本脳卒中学会(3月11~13日、ウェブ併催)において、脳卒中の一次予防および急性期管理に関する主な変更点を概説した。...

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