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第30回日本乳癌学会

タスクシフトで医師の業務量削減

 日本乳癌学会では、「乳癌診療の勤務体制・女性医師支援・働き方改革に関する調査」を実施し、結果を第30回日本乳癌学会(6月30日~7月2日)の院長企画で発表。報告からは、より良い働き方を実現するため、早急な体制構築が必要な実態が明らかとなった(関連記事「乳がん領域の働き方改革、課題が山積」)。同学会働き方検討委員会のメンバーで広島大学乳腺外科の恵美純子氏は、乳腺科のタスクシフトの状況を紹介し、調査結果を踏まえた具体的アクションを提示した。...

乳がん領域の働き方改革、課題が山積

 女性医師が多い診療科では妊娠や出産でいったん臨床から離れるケースが想定されることから、一部に負担が偏らないような体制の構築が求められる。乳腺科は近年、女性医師が増加する一方、男性医師の比率低下が目立つ診療科で、女性医師が安心して妊娠・出産できる体制を整えるとともに、一時的に離脱したスタッフの負荷が一部にかかることがないような労働環境の改善が課題となっている。東京慈恵会医科大学葛飾医療センター外科診療医長/輸血部診療部長の川瀬和美氏は、日本乳癌学会が実施した「乳癌診療の勤務体制・女性医師支援・働き方改革に関する調査」の結果を第30回日本乳癌学会(6月30日~7月2日)で発表した。中には、年間100件以上の手術を...

乳癌診療GL 2022年版、外科療法の改訂ポイントは?

 今月(2022年7月)6日、『乳癌診療ガイドライン2022年版』が刊行された(以下、2022年版)(関連記事「乳癌診療GLが4年ぶり改訂、薬物療法の要点は?」)。2022年版における外科療法については、旧版(2018年版)と比べてバックグランドクエスチョン(BQ)が14→7、クリニカルクエスチョン(CQ)が8→4と減ったのに対し、フューチャーリサーチクエスチョン(FRQ)は12→14と増加した。ここでは、主な改訂ポイントを紹介する。...

乳癌診療GLが今月改訂、疫学・予防の要点は?

 今月(2022年7月)6日、『乳癌診療ガイドライン 2022年版』が刊行された。同ガイドラインは「治療編」と「疫学・診断編」に分かれているが、「疫学・診断編」の中でも疫学・予防については、エビデンスグレードが他の薬物療法の章などと異なり、①確実、②ほぼ確実、③可能性あり、④証拠不十分、⑤大きな関連なし―の5つに分類される。2022年版では、閉経前女性における運動と乳がん発症リスクに関するエビデンスグレードの改訂などが行われた...

乳癌診療GLが4年ぶり改訂、薬物療法の要点は?

 今月(2022年7月)6日、『乳癌診療ガイドライン 2022年版』(以下、2022年版)が刊行された。同ガイドラインは「治療編」と「疫学・診断編」に分かれており、冊子体としては2018年版以来の4年ぶりの改訂となる。この間、乳がん治療にはさまざまなアップデートが見られた。ここでは、薬物療法について2022年版に盛り込まれた主な内容を紹介する(近日中に続報)。...

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