片頭痛薬CGRP関連抗体はこう使う

欧州頭痛連盟ガイドライン2022年アップデート版

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研究の背景:CGRP関連抗体のガイドラインが改訂

 片頭痛治療薬としてカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)やCGRP受容体のモノクローナル抗体が、欧米ではわが国より早く発売され、欧州頭痛連盟(EHF)は2019年にCGRPあるいはCGRP受容体のモノクローナル抗体に関するガイドラインを作成した。その後、ランダム化比較試験(RCT)やリアルワールドのエビデンスが蓄積し、これらの片頭痛治療薬に関する証拠と知識が増加したことから、EHFは今回ガイドラインの2022年アップデート版を発表した(J Headache Pain 2022; 23: 67)。

橋本 洋一郎(はしもと よういちろう)

済生会熊本病院脳卒中センター特別顧問。1981年鹿児島大学医学部卒・熊本大学第一内科入局、1984年国立循環器病センター、1987年熊大第一内科、1993年熊本市民病院神経内科、2022年より現職。専門は脳梗塞、頭痛、禁煙支援、リハビリテーション、医療連携。急性期病院の医師として脳卒中診療ネットワーク構築の中でいろいろな活動を行っている。日本脳卒中学会・日本頭痛学会・日本禁煙学会の理事。

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