マイクロ/ナノプラスチックと非感染性疾患 健康に必要なのは、MNPs非含有の空気・水・食物 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする 研究の背景:世界のNCD負担は、環境汚染によって増幅 今年(2024年)4月15日掲載の本連載でマイクロプラスチックおよびナノプラスチック(MNPs)を取り上げたところ、週刊現代の取材を受けることになった。週刊現代6月22日号に「米名門医学誌の論文に医学会騒然! ペットボトルと脳卒中リスク これぞまさに『現代社会の病』だ」という5ページの記事でプラスチック問題が大々的に取り上げられた。(関連記事「マイクロ/ナノプラスチックよ、お前もか!』) 非感染性疾患(non-communicable disease;NCD)は、世界的に最も多い疾病負担の1つであり、標的器官の炎症反応との関連が指摘されている。一方で、MNPsへの曝露がヒトに多大な悪影響を及ぼすというエビデンスが増えている。 NCDの発生率は世界的に上昇しており、4つの主要なNCD〔心臓発作や脳卒中などの循環器疾患、がん、糖尿病、慢性閉塞性肺疾患(COPD)や喘息などの慢性呼吸器疾患〕は、毎年全世界における死亡の71%を占め、今後20年間で30兆ドルを超える経済的影響が予測されている。NCDによる障害や死亡、医療システムに関連するリスクとコストは、環境汚染によって増幅することが知られており、公衆衛生に悪影響を及ぼす。 Cell Report Medicine誌から、「The potential of micro- and nanoplastics to exacerbate the health impacts and global burden of non-communicable diseases(MNPsがNCDによる健康への影響と世界的な負担を悪化させる可能性)」というレビューが出たので紹介する(Cell Rep Med 2024; 5: 10158)。 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×