血栓回収療法のために適切な転送を提案 一次脳卒中センターから包括的脳卒中センターへ 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ガイドラインの背景:転送決定の評価は、方針決定の妥当性の観点から行う 大血管閉塞(large vessel occlusion;LVO)による急性脳梗塞に対する血管内血栓回収療法(endovascular thrombectomy;EVT、以下、血栓回収療法)は、2015年から標準治療となっている。血管内治療が施行できない一次脳卒中センター(primary stroke center;PSC)から血管内治療が施行できる包括的脳卒中センター(comprehensive stroke center;CSC)に転送する際、最終的に血栓回収療法が施行されない場合や、血栓回収療法を施行しても予後が悪くなる場合がある。このような場合は、転送が事後に"無益"であったと解釈され、脳卒中患者の転送およびトリアージにおいて転帰を基準に転送を定義すると、これは無益な転送(futile transfer)であり、資源の浪費(resource wastage)と判断されてしまう。 今回、転送に関するガイドラインがカナダ・University of CalgaryのGoyal、Menonらによって提案された(Int J Stroke 2018; 13: 550-553)。このガイドラインでは"無益"という言葉を使わず、"適正"という用語を使用している。転送決定の評価は、方針決定の妥当性の観点から行わなければならないと提唱する。 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×