急性再灌流療法により脳梗塞の転帰が改善

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研究の背景:2000〜19年の急性脳卒中患者の転帰を検討

 2010〜15年のJ-ASPECTデータ(2019年発表)で、日本の脳梗塞の転帰は改善していると報告された(関連記事「日本の脳梗塞の転帰は改善している」)。

 今回、全国的な病院ベースの多施設前向きレジストリコホート研究である日本脳卒中データバンクを使用し、2000年1月〜19年12月に入院した症状発現後7日以内の急性脳卒中患者を対象に、男女別に急性脳卒中患者の初期の神経学的重症度および短期的な機能的転帰の経年変化が検討されたので、紹介する(JAMA Neurol 2022; 79: 61-69)。

橋本 洋一郎(はしもと よういちろう)

済生会熊本病院脳卒中センター特別顧問。1981年鹿児島大学医学部卒・熊本大学第一内科入局、1984年国立循環器病センター、1987年熊大第一内科、1993年熊本市民病院神経内科、2022年より現職。専門は脳梗塞、頭痛、禁煙支援、リハビリテーション、医療連携。急性期病院の医師として脳卒中診療ネットワーク構築の中でいろいろな活動を行っている。日本脳卒中学会・日本頭痛学会・日本禁煙学会の理事。

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