子供の虐待防止に有効か、乳児期の"小さな虐待"に注目

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 子供に対する虐待は世界的に社会問題となっており、それを防ぐために国や関係団体などが啓発に努めている。にもかかわらず、虐待やそれによる死亡は後を絶たず、心に傷を負う子供は増える一方だ。虐待防止には早期発見が有効とされているが、米ウィスコンシン小児病院のLynn K. Sheets氏らは、深刻な虐待があった子供の3割近くが、生後12カ月以内に"小さな虐待"を受けていたと、3月11日発行の米医学誌「Pediatrics」(電子版)に発表した。"小さな虐待"の痕跡は打撲傷や骨折、口の中の傷(顔を殴られた痕跡)で、Sheets氏らはこれを「センチネル外傷(sentinel injury)」と呼んでいる。

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