【ダラス(米テキサス州)】米退役軍人局ボストン保健医療システムのDeepak L. Bhatt氏らは、心血管疾患(心臓や血管など循環器における病気)患者1万2,152例を対照に喫煙との関連性を検討した結果、「良好な医療を受けていても、喫煙は依然として心血管疾患による死亡やがんによる死亡の危険性を大幅に高める」と米医学誌サーキュレーション(Circulation 2009; 120: 2337-2344)に発表した。心血管疾患死およびがん死のリスクは、非喫煙者に比べて現喫煙者で2.26~3.56倍になったという。