米医学誌「Lancet」は9月1日、2001年9月11日に起きた米同時多発テロから10年の特集号を発行した。同特集では、テロが起きた世界貿易センター(WTC)で救助活動に当たった消防・警察関係者やボランティア、地域住民の予後に関する3件の研究を紹介。健康状態への影響が、あらためて浮き彫りとなった。このほか、自爆テロや戦争、テロ後の米国におけるアラブ系人種の健康状態など、多岐にわたるテーマが網羅されている。