【ロンドン】スペインのバルセロナでは、2007年に市内の公共交通サービスとして複数の会員で自転車を共同利用する自転車シェアリングのサービス「Bicing」が導入され、以来、多くの市民の足として利用されている。スペイン環境疫学研究センターのDavid Rojas-Rueda氏らは、「Bicing」を利用した場合の健康への影響を自動車利用と比較したところ、その便益はリスクを上回るだけでなく、二酸化炭素(CO2)の排出量も削減できることが明らかになったと英医学誌「BMJ」2011; 343: d4521に発表した。