カレーに入っている黄色のスパイスとしておなじみのウコン(ターメリック)。最近では、二日酔い防止のドリンク剤などでご存じの人も多いかもしれない。最新の研究結果によると、このウコンに含まれるポリフェノールの一種で、色素として知られているクルクミンに、舌がんや咽頭(いんとう)がんなどの頭頸部(とうけいぶ)がんの増殖を抑える効果があるらしいことが分かった。研究の詳細は、米医学誌「Clinical Cancer Research」9月号(2011; 17: 5953-5961)に掲載されている。