米ニューヨーク市は2008年、全米で15店以上チェーン展開しているレストランに対してメニューやメニューボードのカロリー表示を義務付けた。独立コンサルタントであるTamara Dumanovsky氏は、この義務付け前後の消費者行動を比較し、「ファストフード店でカロリー表示システムを導入以降、利用客のおよそ6人に1人がカロリー表示を参考にし、カロリーの低い商品を選んでいることが分かった」とする結果を、英医学誌「BMJ」(2011; 343: d4464)に報告した。