米国予防接種諮問委員会(ACIP)は10月25日、日本では子宮頸がんの予防に使われているヒトパピローマウイルス4価(HPV 6型、11型、16型、18型)ワクチン(商品名ガーダシル)の男児および若年男性への接種を推奨すると発表した(米疾病管理センターリリース、米メルク社リリース)。HPV4価ワクチンは陰部にいぼ(疣贅=ゆうぜい=)ができる尖圭コンジローマや肛門がんへの予防効果もあるが、今回の推奨は男性でもこれらの病気を防ぐほか、男性から女性へのHPV感染を予防することが目的だという。