禁煙補助薬「チャンピックス」で自殺リスク8.4倍―米研究

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 今年10月24日、米食品医薬品局(FDA)は禁煙補助薬「チャンピックス」(一般名バレニクリン)の服用による精神神経症状との関連について、「他の禁煙補助薬に比べ、精神神経症状が増加するとは判断できない」と発表した。しかし、米薬物安全使用協会(ISMP)のThomas J. Moore氏らは、チャンピックスの副作用をさらに検証した結果、「自殺・自傷行動、抑うつ症状の90%がチャンピックスによるもので、他の禁煙補助薬に比べたリスクは8.4倍だった」とし、第一選択薬(最初に使用する薬)に適さないとの報告を米医学誌「PLoS ONE」(2011; 6: e27016)に発表した。

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