新型インフル、マスク着用者で感染なし―米研究

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 2009年に世界的に大流行した新型インフルエンザ(A/H1N1 2009)は、日本を含め世界的に感染症への予防意識を高めた。米マサチューセッツ総合病院小児科のJenifer L. Jaeger氏らは、後に最初の感染者と特定された8人のうち6人に、世界保健機関(WHO)がパンデミック宣言をした同年6月12日以前に接触した医療者63人を対象に検討を行った結果、最初の感染者から感染したと考えられる9人全員がマスクもしくは防じんマスクを着用していなかったと、米医学誌「Infection Control and Hospital Epidemiology」(2011; 32: 1149-1157)に報告した。マスクを1回以上着用した20人では新型インフルエンザの感染者はいなかったという。

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