米ミネソタ大学のPhyllis Moen氏らは、米家電量販大手のベスト・バイで導入された「完全成果志向の職場環境」(ROWE)が、ホワイトカラー従業員の健康行動に及ぼした影響を調査。就労時間管理などの柔軟化が睡眠、運動などの健康行動を改善する可能性を明らかにし、米医学誌「Journal of Health and Social Behavior」(2011; 52: 404-29)に報告した。特に、繁忙な時でも医療機関の受診をためらわなくなる可能性が示唆されたという。Moen氏らは「仕事のスケジュール管理に関する組織的な改革により、従業員の健康を改善することができるのではないか」と指摘している。