コンピューター断層撮影装置(CT)や動脈の血流の検査などに使われるヨード造影剤。血管内に投与するものだが、ヨウ素を含んでいるため、急激な暴露は甲状腺機能障害につながることが示唆されている。にもかかわらず、厳密な研究は行われていない。米ブリガム・アンド・ウィメンズ病院のConnie M. Rhee氏らは研究の結果、ヨード造影剤への暴露が甲状腺機能亢進リスクを約2倍高めることを、1月23日付の米医学誌「Archives of Internal Medicine」(2012; 172: 153-159)に発表した。