子宮頸(けい)がんの原因として、近年注目されているヒトパピローマウイルス(HPV)。日本でもHPVワクチンの普及が進んでいるが、米オハイオ州立大学総合がんセンターのMaura L. Gillison氏らは、同国の一般人口を対象とした研究(全米健康栄養調査)から、口の中のヒトパピローマウイルス(HPV)の感染率が女性より男性で多かったと、1月26日付の米医学誌「JAMA」(電子版)に発表した。HPVは子宮頸がんや男性の陰部疣贅(ゆうぜい=いぼ)のほか、口腔(こうくう)・咽頭(いんとう)がんの原因ともいわれている。