医師から「減量しましょう」と言われるなら、患者は見た目がスマートな医師と太った医師ではどちらにより耳を傾けるだろうか―。米ジョンズホプキンス大学ブルームバーグ公衆衛生学部のSara N. Bleich氏らは、プライマリー・ケア医の肥満度が患者の肥満治療にどのよう影響するかについて、約500人の医師を対象に横断研究を行った。その結果、普通体重の医師は、肥満・過体重(小太り)の医師と比べ、患者の減量指導に対してより積極的な上に、自らの体重管理や運動習慣にもより配慮していることなどが明らかになった。詳細は、2012年1月19日付の英医学誌「Obesity」(電子版)に掲載されている。