胃薬「PPI」服用中の下痢は早急に受診を―米で勧告

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 米食品医薬品局(FDA)は2月8日、胃潰瘍や逆流性食道炎などの治療で胃酸の分泌を強力に抑える「プロトンポンプ阻害薬」(PPI)を服用中の患者に対し、安全性情報を発表した。それによると、PPI服用中に下痢がなかなか治らない場合、より重いディフィシル菌(Clostridium difficile)関連の下痢症になっている可能性があり、早急に医師を受診すべきだという。ディフィシル菌は粘膜を破壊する毒素を持つ細菌で、これによる下痢症は入院患者での集団発生がしばしば問題となっている。

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