子宮頸がんの予防効果が期待されている4価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン「ガーダシル」を販売するMSDは2月14日、日本でこれまで同ワクチンを接種した約33万7,000人(推定)のうち、接種後の失神例が66件報告されていることなどから、接種後30分はなるべく立ち上がらないことなどを呼び掛けた。失神例が発生している背景には、HPVワクチンは若年女性が主な対象であること、「筋肉注射が痛い」との印象が先立ち、痛みへの恐怖感が増大することなどがあると考えられている。