皮膚に発疹(ほっしん)と鱗屑(りんせつ)を生じる乾癬(かんせん)は、命にかかわる病気ではないものの、美容上の問題から患者の生活の質(QOL)を著しく下げる。その乾癬の発症に喫煙が関連していることを、米ブリガム・アンド・ウイメンズ病院のWenqing Li氏らが、米医学誌「American Journal of Epidemiology」(2012; 175: 402-413)に発表した。特に、1日25本以上吸うヘビースモーカーでは、乾癬リスクが2.29倍だったという。