わが国では長かった低気温状態にようやく終止符が打たれ、4月に入って汗ばむ陽気となったが、海外では早くも夏の気温に関する研究が、4月9日付の米医学誌「PNAS」(電子版)発表された。夏季の気温変動による平均寿命への影響について検討した米ハーバード公衆衛生大学院のAntonella Zanobetti氏らによると、気温が1度上昇すると、心筋梗塞や糖尿病など慢性疾患の高齢患者の死亡リスクが1.03~1.04倍増加するという。