日本で野生株ポリオの患者の報告がゼロになって30年、ようやくこの9月からワクチン関連ポリオ麻痺(まひ)の危険がない不活化ポリオワクチンへの切り替えが行われる(関連記事)。2年前からの患者団体や一部の医師らが発端となった不活化ワクチン早期導入への働き掛けを機に保護者の要望が高まり、承認申請から数カ月という異例の早さで審査手続きが進行中だ。この一連の動きには一定の評価がある一方、4月23日に開かれた「第3回不活化ポリオワクチンの円滑な導入に関する検討会」(座長=川崎市衛生研究所・岡部信彦所長)では、日本の予防接種制度の問題があらためて浮き彫りになった。