腎臓の機能が正常かどうかを見る尿中アルブミンの測定は、尿の中に出ている微量のタンパク質を測るもので、腎臓の中にあるろ過膜が壊れると数値が上がっていく。この尿中微量アルブミンが腎機能だけでなく、心臓や血管など循環器のトラブル(心血管イベント)も予測することに早くから注目してきた平光ハートクリニック(愛知県)の平光伸也院長は5月10日、東京都で行われたプレスセミナー(主催:シーメンス)で講演。高血圧や糖尿病の患者に対する検査率の向上を強く訴えた。