"睡眠不足大国"と称される日本では昨年、年2回の睡眠の日(3月18日、9月3日)が制定されるなど、医療界が国民の睡眠の改善に向けた啓発活動を開始した。こうした中、製薬会社サノフィ・アベンティスが日本、米国、フランスの3カ国の成人を対象に調査を行った結果、日本は米仏に比べ、睡眠の質や日中の活動力(パフォーマンス)などの満足度や充実感が著しく低下していたという。5月22日に東京都で開かれたメディアセミナー(主催=アステラス製薬、サノフィ・アベンティス)で、同調査を監修したスリープ&ストレスクリニック(東京都)の林田健一院長は、かかりつけ医から患者へ睡眠や不眠に関する啓発の必要性を訴えた。