"盲腸"とも呼ばれる虫垂炎は、炎症の度合いによって手術(虫垂切除術)か薬で散らすかで迷うところ。患者の希望で決定する医療機関も少なくないが、組織に穴が開く穿孔(せんこう)や壊疽(えそ)がない急性単純性虫垂炎の場合、抗菌薬による治療は手術より安全性が高いと、英ノッティンガム大学病院クイーンズ医療センターのKrishna K. Varadhan氏らが、英医学誌「BMJ」(2012; 344: e2156)に発表した。