出生直後に不適切なカンガルーケアや無理な完全母乳保育・母子同室で重症脳障害を負った乳幼児の家族らが結成する「出産直後のカンガルーケア・完全母乳等により脳障害を受けた新生児を抱える『患者・家族の会』」(代表=須網香氏)は6月14日、厚生労働省や国会議員らに正常新生児への周産期医療体制の改善を求める提言書を手渡した。新生児が急変して心肺停止に至る原因の精査と、適切な管理により予防や早期発見・転帰の改善が見込まれるケースへの対応の徹底、さらに新生児の栄養管理についての調査研究を求めている。