糖分の取り過ぎが問題となっている米国で、その代替品として普及している非栄養性甘味料(糖類以外の天然甘味料と人工甘味料、以下甘味料)。米国心臓協会と米国糖尿病学会は、甘味料に関する合同声明を7月9日付の米医学誌「Circulation」(電子版)と米医学誌「Diabetes Care」(電子版)に発表した。声明では、「糖類を甘味料に代えることが減量や血糖管理に有用とするエビデンス(科学的根拠となる研究結果)は十分ではない」とした上で、「甘味料をうまく使うことで糖類の摂取量を抑え、それにより減量や血糖管理などの有益な効果につながる可能性がある」と結論付けている。