包茎の程度で膀胱炎などのリスク変わらず―カナダ研究

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 子供が高熱を出す一因として、膀胱(ぼうこう)炎や尿道炎などの尿路感染症が挙げられる。陰茎の包皮を切除する「割礼」は、尿路感染症の原因菌を大きく減らすことが報告されているが、割礼を受けていない子供では包茎の程度(尿道口の見え方)によって尿路感染症にかかるリスクの差があるか分かっていなかった。カナダ・マギル大学健康センターのAlexander Sasha Dubrovsky氏らは、3歳以下の男児を対象とした研究の結果、尿道口の見え方で尿路感染症リスクに差はなかったことを、7月9日付のカナダ医学誌「CMAJ」(電子版)に報告した。同氏らは、包茎の程度ではなく、割礼を受けているかどうかを判断材料とすべきと指摘している。

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