ストレスに対する耐性が低いと、それに応答してストレスホルモン「コルチゾール」が大量に分泌される。その結果、将来的に代謝系や心臓血管系のストレスに関連した病気や精神疾患などにかかるリスクが高まることが知られている。では、どうしたらストレスに強い体質になるのか。米コーネル大学栄養科学・遺伝子学のXinyin Jiang氏らは、生まれながらにしてストレスに強い体質を獲得できる可能性を、米医学誌「Journal of the Federation of American Societies for Experimental Biology」(2012; 26: 3563)に発表した。その鍵は、母親が妊娠中に摂取する栄養素、コリンにあるという。