手や足の指など体中の関節に炎症が起こり、次第に生活が制限される関節リウマチ(関連記事)。過度な飲酒は症状を悪化させるといわれているが、適度な飲酒習慣によって関節リウマチのリスクが低下すると、スウェーデン・カロリンスカ研究所のDaniela Di Giuseppe氏らが、英医学誌「BMJ」(2012; 345: e4230)に発表した。スウェーデンの女性3万人を対象に検討したもので、長期間の飲酒ではリスクが52%低かったという。